Kouki's idol note

アイドル・芸能・音楽について、備忘録的に。

Perfumeについてなにか書いてみよう、

と思わせるなにかが『ポリリズム』にはあった。けれど、「両A面」の1曲になった新曲(『Baby〜』)には正直なかった。この差についてしばらく考えたり他の曲を聴いたりしたのだが、それが氷解したのはSWITCH誌で中田氏の発言にある『ポリリズム』は「CMが先に決まっていた」という経緯の部分だった。結局ぼくには(ダフトパンクを着想のきっかけとするにしても)曲のキャッチーさが一番の条件なのかなと思ったわけで。
ポリリズム』が頭一つ抜けていると感じさせる違いがあるのはサビが気持ちよく聴こえるように起伏が感じられる作りになっていて、サビ前からの盛り上げ(キックが残って鳴るところ。(このキックをハートビートの隠喩として作っていたならばアイドルの楽曲としては非の打ちようがない)。それにシンクロしてPVではラストサビ前でのっち(でいいのだよね)がカウントを取る)が最も気分が高まる部分であり(ほかにもテーマカラーを明るくしたPVのディレクションや小さく鳴っている音など細部まで注目すべき点はあるが)、ディレイの深いハイハットが耳に残るサビで一気にカタルシスに至る極めて歌謡曲的にまっとうなつくりには久しぶりに感動し、そこは新曲でももちろん引き継がれてはいる。
が、いかんせんCMタイアップのある/なし=サビだけがTVで大量露出する/しない、という前提条件が決定的に作用することが露骨になってしまうのは、やはりサビ前の(新曲の場合ラストサビ直前でリード系の音がサビへ導引していくものの)キックのあり/なしに表れていると思われる。その意味で、あるいはぼくが小室哲哉のサビ至上主義的な歌謡曲の亡霊をみようとしすぎているだけなのかもしれない。もっともそんな加熱っぷりをクールダウンさせるようなタイアップの取り方や曲の世界観や新曲のサビのメロディーラインなのは(アミューズや徳間や中田を含めた)制作陣の微妙なバランスというべきなのかはよくわからない。とりあえずアルバムは買おうと思っている。収められるシングル曲が全部リミックスになっていたらきっと苦笑してしまうだろうけど。